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ここだけ見とけば大丈夫!初心者でも簡単な炭への火おこし方法!

今度バーベキューに行くから炭火を使った料理がしてみたい。
初心者だから火起こしできるかちょっと心配。
道具はどんな物が必要なんだろう?
注意する事とかあるのかなー?

このような悩みにお答えします。

この記事を書いている私は、
15年以上キャンプ等のアウトドアを趣味として楽しんでいます。
現在も季節を問わず自然を楽しんでいる現役のアウトドア好きです。
この記事では初心者の方でも簡単に火おこしが出来る方法を解説していきます。

初心者でも簡単!炭への火おこし方法

最も簡単に火がつく着火加工成型炭 

使い方

最も簡単に着火をするとなると着火加工成型炭が一番早いです。
着火加工成型炭とは炭と着火剤を混ぜて圧縮成型した炭の事で、

メリット
とにかく着火しやすい事。
マッチ1本で着火する事ができ、着火の失敗には無縁となります。
使い方はマッチやライターで直接20秒程度同じ場所を炙るだけです。
着火後煙が落ち着いてきたら食材を焼いていきます。

デメリット
落ち着くまで煙の量が多く出る事と、燃焼時間が短く火力が弱めな事です。
これだけでバーベキューの熱源とするのはコストが高くつくので、他の炭と合わせて使用するのがおすすめです。

着火加工成型炭の種類

LOGOS エコココロゴス

キャプテンスタッグ エコオガ炭

バンドック らくらく 炭

着火剤を使用した方法

使い方

最も一般的な方法です。
着火剤にはジェル状や固形の物があります。
どちらを使用しても炭の配置をどうするかがコツとなってきます。
その点が着火加工成型炭よりも難しいところです。

そのコツとは煙突効果を利用する事です。
煙突効果で”着火中の暖かい熱が浮力によって上方へ進み、下から冷えた酸素入りの空気を取り込んで効率的に燃焼”させます。

この効果を利用する為の配置は、ジェル着火剤を付けた炭、または固形着火剤を炭の一番下に置き、その周りを煙突上に他の炭で囲むようにします。
そして着火剤へ着火して待つだけです。
配置が良ければ動かす必要はありません。

メリット
連続10分程度燃焼してくれるので、ほとんどの場面では1度きりで着火できる。
デメリット
商品によっては燃焼剤の臭いが気になるものがある。
ジェル状の着火剤は事故が多く、使用方法に注意と経験が必要。

着火剤の種類

ロゴス 防水ファイヤーライター

キャプテンスタッグ バーベキューファイアブロック

バンドック ジェル燃料

火おこし器を使用した方法

使い方

慣れてくるとこの方法が一番楽です。
火おこし器を使用すれば炭の配置など気にせずに煙突効果を作り出す事が出来ます。

使い方は火おこし器の下に着火剤を置き、その上に炭の入れた火おこし器を置いて着火するだけです。
着火剤の火力によっては火おこし器の底に配置した方が良いです。

火おこし器の中に入れる炭の配置は押し込まなければあまり意識する必要はありません。

メリット
何も考えずに煙突効果を再現でき着火の心配がなくなる。
物によっては火消し壺一体型もある。

デメリット
荷物が1つ増える

火おこし器の種類

キャプテンスタッグ バーベキュー用大型火起こし器

ユニフレーム チャコスタⅡ

ウェーバー ラピッドファイヤーチムニースターター

一般的な炭の種類を紹介します

①木炭(マングローブ炭)

メリットは手に入りやすく安価なこと、着火しやすく初心者に向いている炭と言えます。
デメリットはあまり火持ちせず、煙とにおいが多い点です。
また火力が不安定で爆ぜやすいなど小さなお子さんがいる場合などは注意が必要です。

②黒炭(ナラ、クヌギ)

メリットは比較的着火しやすく火力が安定している事です。
煙も少なめで、これといったデメリットはないです。
あえて言うならマングローブ炭と比べると値段は高くなる点です。
初心者におすすめです。

③着火加工成型炭(LOGOS エコココロゴスなど)

オガくずやヤシガラなどを圧縮成形して着火剤を練りこんだ炭です。
メリットはマッチ1本で着火できるほど極めて着火が楽な点です。
初めてのバーベキューで持っていればそれだけで安心な炭です。
デメリットは着火剤が焼き切れるまで臭いが出るタイプがあり注意が必要です。

④オガ炭(オガ備長炭、オガライト)

オガくずを成型した竹輪のような炭です。
メリットは火持ちの良さと火力が安定し煙が少ない点です。
火持ちが良いので結果的にコスパも良いです。デメリットは着火の難しさです。
私は初めて使用した時に「まじか~…これ着けるの無理じゃね?」と絶望した記憶があります。
使用の際には上記の着火加工成型炭との併用をおすすめします。

⑤ねり炭(Weber、Kingsfordなど)

メリットは着火加工成型炭の次に着火しやすく火力が安定している点です。
デメリットは火持ちが悪く灰が多い事です。
コストコやAmazonで大量に入った物が売られています。
日本で昔から使われている豆炭は石炭系の炭です。バーベキューには向かないので注意。

⑥白炭(備長炭)

高級炭で有名な炭です。
メリットは何と言っても火力の強さ・安定性・火持ちの良さだと思います。
デメリットは圧倒的に着火が難しく高価な事です。
炭としては有名な備長炭ですが初心者のバーベキューにおすすめはできません。

火おこしの注意点

火の見極め

火おこしをしているとついつい炭を触りたくなってしまいます。
ですが煙突効果を意識できていれば触らない事が一番です。
火の回りを早くしたい場合はうちわなどで風を送ってください。

焼き始めは熾火(炭自体が赤く燃えて表面に白く灰が付き始める状態です)になるまで待つのが理想です。

炭の消火

焼き終わり時間に合わせて、自然に焼き切れるのが理想です。
燃え残って捨てる時は消火をした後でキャンプ場のルールに従います。
捨て場が無い場合は完全に鎮火を確認してゴミとして持って帰ってください。

慣れないうちは焼き切れる時間がわからず残ってしまうと思います。
その際火消つぼを使用すると安全で楽です。
また炭は再利用する事で次回着火しやすいという利点もあります。
私の使っているキャプテンスタッグ”大型火消しつぼ火起し器セット”は火起こし器と火消つぼが付いてスタッキング出来るので便利です。

時間がない場合には水で消火する方法もあります。
私は基本的に火消つぼを使用して放置していますが、急いでいる場合のみ水を入れた火消つぼに少しずつ炭を入れて消火します。
ユニフレーム製の「火消し壺SUS」は水切りザルが付いて便利です。
帰宅後しっかり乾かせば次回着火しやすい炭として再利用できます。

最後に

炭は放置しても自然に帰ったりしません。踏んだ人が火傷する危険もあるので、放置・土に埋めるなどはしないでくださいね。

それではバーベキュー楽しんでください。

ABOUT ME
シュウ
ネコ好きのシュウといいます。 アウトドアと18年ぶりのバイクにはまっています。 今年はアウトドアの奥深さを楽しむため、資格取得を目指しています。 このblogはアウトドアに関連した内容で書く予定です。