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【初心者にもおすすめ】自分に合ったテントの選び方

テントを買うときって

  • 似た形でも値段が全然違う。グレードや生地によって何が違うの?
  • 人数に対してどれくらいの大きさがあれば大丈夫?
  • 物によってはできること、できないことが変わってくるの?

って迷っちゃいますよね。

最近のキャンプブームでテント1つとっても多くの種類・形状が発売されています。
もちろん海外からも”おしゃれテントや軍幕”など幅広い種類のテントが輸入されています。

キャンプ好きにはうれしいかぎりですが、選択枝が増えるという事はそれだけ選ぶ労力も増えるという事。

この記事では
テントの形状や材質によっての値段と性能の違い。
自分のキャンプスタイルにはどのタイプがおすすめなのかを解説していきます。
今までわかっていたようで曖昧だったテントの選び方を理解すればもうテント選びに困る事はありませんよ。

この記事を書いている私は、
15年以上キャンプなどのアウトドアを趣味として、初級バーベキューインストラクター取得。
今年はキャンプインストラクター、ブッシュクラフトアドバイザーの資格取得も目指しているアウトドア好きです。

初心者にもおすすめ、自分に合ったテントの選び方

テントを選ぶときに重要になってい来ることは、自分のキャンプスタイルがどのような物なのか。
またはどのようにキャンプをしたいかが明確になっている事です。

例えば、キャンプで焚き火をガンガンやりたいと思っている人にはコットン系の難燃性素材が向いてますし、
夜はテントの中に入ってみんなと談笑したいなんて人にはツールームや大型ティピーがおすすめって具合です。

テントの生地による違いは?

ポリエステルとは

最も一般的な素材になります。
価格が安くコスパがいいので多くのテントに使用されています。
耐久性・耐候性が高く吸湿性が低いことで速乾性もあります。
デメリットはポリウレタンコーティングの加水分解という劣化です。
加水分解は湿気や水分、摩擦によって進みやすいので濡れたままの放置や引きずりに注意が必要です。

ナイロンとは

とても軽く耐久性・柔軟性があり乾きも早いです。
登山用の軽量テントに使用されることが多いです。
デメリットは価格が高価になりやすく、シリコンコーティングに加水分解による劣化が起きてしまう事です。

コットンとは

自然素材のを使用しているため独特の風合いがあります。通気性が良く結露しにくく燃えづらい特徴があり、焚き火の近くでも穴が開き辛い利点があります。
コットン100%テントの場合、コーティングされないのが一般的で耐水圧は低いです。
雨で濡れると糸が膨張し生地の密度が上がって雨を防ぐ仕組みになっています。
強い雨が続くと限界を超えて雨漏りになるので過信は禁物です。
デメリットは生地自体が重いこと、濡れると水を吸収しさらに重くなりカビやすいことです。

ポリコットンとは

ポリエステルとコットンを混ぜた素材です。両方の特徴を兼ね備えており軽量でありながら
コットンの風合いも楽しめます。比較的火には強く火の粉で穴は開き辛いですが過信はしないでください。
デメリットはコットン同様コーティングされないのが一般的で、耐水圧は低く雨に対しては強いとは言えないことです。

テントの生地の厚みによる違いは?

テントの生地の厚みは糸の太さと織り方によって変わります。テントの説明書を見るとデニールと表記されていますが、あれです。
他にも織り方にタフタ、オックスフォードなどがあり、その組み合わせで厚みが決まります。

デニール(D)とは

糸の太さ(重さ)を表す単位で、糸を9000mに伸ばしたときの重さによってデニールの数字は決まります。
たとえば、「9000mに伸ばした糸が1g」だった場合、その糸は1デニールということになります。
テントでは登山用軽量テントなどでは30Ⅾ~、一般的なテントでは75D、150D、210Dの太さが一般的です。
数字が大きくなるほど重くかさ張るようになりますので、一つの指標になります。

タフタとは

ポリエステルやナイロン、絹など長繊維の生糸で織られた平織の密な織物の総称です。
T(タフタ)は糸の密度を表しており、1平方インチ内の縦横合わせた糸の本数を表示しています。
つまり190Tなら、1平方インチ内に縦横合わせて190本の糸が織り込まれていることになります。

オックスフォードとは

縦横2本の糸を引きそろえ、あるいは縦2本横1本を引きそろえて織った平織りの生地の事です。
耐久性があるため、フロア素材に使用されることが多いです。

ソロキャンでおすすめのテント

出来るだけ荷物を軽く・減らしたいソロキャン

ソロキャンの場合は徒歩や自転車で行く人もいると思います。
出来るだけ荷物を減らしたい。
そんな時におすすめなのが、登山用やツーリングテントになります。

登山用テント

登山用テントの利点はなんと言っても軽くて小さい事。
登山という過酷な状況下で1gでも軽くするためにそぎ落とした結果テント一式で2kgに満たないようなスーパーライトテントが誕生しています。
もちろん、研究により限界まで軽くしたテントは高額になりやすく中々手を出しづらいです。
ですが程ほどの重量の物でしたら比較的安価に購入することができます。

登山用という事で耐風・耐水性能は必要十分です。テントの中では休むだけだよ。って人にはおすすめのタイプになります。
デメリットは軽量化の為生地が薄く避けやすく、焚き火などの火の粉には弱い事があげられます。

ツーリングテント

ツーリングテントは名前のとおりバイクや自転車での使用に適したタイプとなります。
そのため登山用まではいきませんが、コンパクトでリュックに入る程度の大きさになっています。
また設営のしやすいモデルが多く、サイトについて設営までにかかる時間が少ない点もいいです。
重さの目安は5㎏くらいまでなら使いやすいかと思います。

やっぱりテントよこでの焚き火がしたい

キャンプといえば焚き火。
それはソロキャンでも一緒!
いやむしろソロキャンだから焚き火ですよね。
焚き火を目的とするならコットンかポリコットン製を選択しましょう。
ポリエステルやナイロン製のテントはかんたんに穴が開いてしまい、
そうなったらキャンプでのテンションがダダ下がりですから。

パップテント

テントサイドでの焚火といえば、コットン・ポリコットン素材のパップテントがおすすめです。
ソロキャンが一気に武骨でかっこよくなりますよ。

ソロティピー

パップテントと同様にテントサイドでの焚き火がとても似合います。


ブッシュクラフトのように最低限でいい

はじめからブッシュクラフトを考えている方はテントよりもタープやハンモックがいいかもしれません。
頑張ってタープレイアウトを覚えましょう。

カップルや少人数家族でおすすめのテント
(2~4人くらい)

出来るだけかんたんに設営できる

キャンプ場で多いのがテント設営時のケンカです。
何度見た事か・・・
なぜかテント設営になると、張り切って偉そうになる人がいるんです。
ですがそんな人ほどうまく設営できない。
そして段々と不機嫌に・・・
まさに悪循環
だからこそかんたんに設営できるテントをおすすめします。

ティピー(モノポール)テント

ペグ打ちは数が多いので大変になりますが、設営手順はかんたんです。
ペグ打ちは日ごろやらない活動なので結構楽しみながらできるもんです。

ワンタッチ・ポップアップテント

以前はポップアップテントで一晩なんて考えられなかったですが、最近のタイプは耐久性が高い物もあり、選択枝として考えていいと思います。
デメリットはやや重く、故障時に自己修理い辛いことです。

夜はテーブルを挟んでゆっくり話したいから

夜になって虫を避けながらゆっくり過ごすなら、カヤのついているテントなどがおすすめになります。

ツールームテント

やっぱり焚き火だよね

焚き火を考えるならやっぱりコットン・ポリコットン素材をおすすめします。
2人以上で使うならある程度の広さも必要で、テントの重さへの配慮が必要になってきます。

大家族や友人たちでおすすめのテント
(5~8人くらい)

出来るだけかんたんに設営できる

大人数用のテントでかんたんに設営ができるタイプは少ないですが
ロゴスから出てるこのタイプは空気を注入して立ち上げるエアチューブを採用しています。
専用ポンプで空気を注入するだけで約8分で設営ができます。

夜はみんなでワイワイ談笑したい

ツールーム系の大型テントであれば、リビングと寝室を分けることができるので、談笑しながらも休む人は休めるなどすみわけがしやすいです。

テントよこで焚き火ガンガンもやしたい

大人数用のテントで焚き火を気にせずにできるのはやっぱりコットン・ポリコットン素材の大型ティピーやベルテントになってきます。

まとめ

テントの選び方は、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶのが一番だと思います。
一人がいいのか、みんなとワイワイ楽しむのかで用途に合ったものを選んで楽しくキャンプをしてください。
まっ最後にははいくつも買っちゃうんですけど・・・

ABOUT ME
シュウ
ネコ好きのシュウといいます。 アウトドアと18年ぶりのバイクにはまっています。 今年はアウトドアの奥深さを楽しむため、資格取得を目指しています。 このblogはアウトドアに関連した内容で書く予定です。